高橋酵素の特許技術 その2 “A・T・E製法”

キノコの写真

こんにちは、髙橋酵研株式会社の南谷です。

「酵素分解技術」を使って、ナチュラルで優しい食品をご提供する会社です。

前回は単細胞化技術についてご説明しました。細胞を壊さないようにバラバラにする技術でしたね。

さて、植物の中には通常よりも細胞壁が硬い、あるいは繊維質が硬い、なかなか消化が困難なものがあります。

こんな硬い植物を細胞壁ごと、繊維質ごと酵素で分解してしまうのがA・T・E製法です。

普通の抽出方法は

さて、漢方生薬や、キノコ類など、なかなか消化が困難なものは、通常どのように摂取しているでしょうか。

代表的方法はエキス抽出と乾燥粉末化です。

エキス抽出はお茶や出汁の要領で、内容成分を溶かし出すことです。お茶や出汁はご存じのとおり、結構な量のお茶殻、出し殻が発生します。エキスで抽出できるのは全体の数%だけで、不溶性食物繊維や、水(またはエタノール)に溶けない有効成分が捨てられてしまいます。

乾燥粉末の場合、捨てる部分はないのですが、どんなに細かく粉砕しても、分子レベルでは分解されることはないので、消化が困難なものは依然として消化が困難です。

90%以上を酵素で分解

一般的なエキス抽出とA・T・E製法による抽出の残渣量グラフ

【一般的なエキス抽出】             【A・T・E製法による抽出】

A・T・E製法は酵素で分解することによって、通常捨ててしまう出し殻の部分まで溶かしてしまい、有効活用してしまうという技術です。素材にもよりますが、90%近くまで溶かしてしまいます。捨ててしまう成分までも有効活用できるようになります。また、身体に入れる時点で南京錠のイラストは既に酵素分解が済んでいるので、消化器官にかかる負担をほとんどかけずに身体に効率的に取り込むことができます。例えていえば、酵素の鍵で素材の鍵穴を開錠してしまっているのです。

エキスや乾燥粉末よりも効率的に素材を活用する技術、それがA・T・E製法です。

「酵素マカ」に使われている、マカ、発芽大豆、御種人参、生姜、山伏茸は全て、この製法で作られています。

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南谷達郎

南谷達郎

酵素分解技術が日本の食文化を変える! 酵素を使った様々な食品の研究・開発を手掛けています。 酵素を使った食品加工の特徴は「まるごと」「ナチュラル」「身体に優しい」。 ホンモノの食材が、ホンモノの加工技術と出会えば、凄い物ができるとワクワクしています。 酵素技術と健康についての情報を発信してまいりますので、よろしくお願いします。

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