夏野菜のなごりでゴーヤで残暑疲れ対策を

ゴーヤ料理

いまでは全国で流通されるまでになったゴーヤについてのお話です。

近年、夏の野菜売り場にゴーヤがよく売られておりますが、
もともとは沖縄の伝統食材で健康と美容の栄養素がたっぷり含まれています。

残暑の疲れ対策にも良いゴーヤについてお伝えしていきたいと思います。

ゴーヤについて

ただ、あの苦味が苦手な方も多いとおもいます。
ゴーヤは沖縄の方言でして、にがうりとも言います。

南国沖縄の代表的な食材ですが近年はその認知度は全国にひろまっていて、
年間を通じて流通するようになりました。

苦味がありながらこれほど全国で人気になったのも、
その驚くほどの効能効果があるからでしょう。

ゴーヤの効果・効能は?

沖縄の長寿にもこのゴーヤのパワーが一役かっているのでしょう。
夏の疲れを回復する働きがあるビタミンCがこのゴーヤにはたくさん含まれています。

ゴーヤ

ゴーヤ1本につきレモンの約2倍ほうれん草の約2倍に相当します。

沖縄では血圧を下げ血を綺麗にすると昔から重宝されていたしそうです。

独特のあの苦味が薬膳では大事な働きがあるとされます。

ゴーヤの薬膳効果は?

ゴーヤ(にがうり)は薬膳では、
五味は苦 五性は寒  帰経は心、脾、肺になります。

苦味は体にこもった熱をとるために、
夏バテ予防に効果があるのはもちろんですが、
ゴーヤの苦味は 心、肺の熱冷ましにも効果があるとされるので、
暑さからくるイライラやまた吹き出物、口内炎、肌の腫物などの
肌のトラブルに良いとされます。

ゴーヤは夏の疲れ解消や血糖値を安定させコレストロールを安定させるなどの効果以外に
最近はがん予防に良いとされて、ますます消費が増えています。

最近の研究では、ゴーヤの果実や種子に含まれる蛋白MAP30という成分が、
がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞を活性化させて、
ガン細胞の増殖を抑えるからと発表されています。

がん患者がふえる昨今ではこのゴーヤを全国的に食す人が増えてきました。

そんなゴーヤで夏の暑さ疲れをここでしっかり回復させて秋に体を備えましょう。
ただ、あの苦味がなかなか苦手な方が多いとおもいます。

ワンポイントアドバイス
※調理の際には苦味の強い中の白いワタの部分をしっかりと取り除くと食べやすくなります。

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また、水にさらしたり、塩もみしてから調理に使うなどすると苦味が和らぎます。

ただし、長時間水につけると大事なビタミンCが溶け出すので注意くださいね。

ワンポイントアドバイス
※薄くスライスしてさっと熱湯に通してから氷水にさらすと鮮やかなグリーンになります。
そのままおひたしや、酢の物やマリネにどうぞ

ゴーヤ酢の物

ゴーヤの調理レシピのご紹介

おひたし、酢の物、牛タンのレモンマリネなどにもオススメです。

また油を良く吸収すると苦味が和らぐので炒める、揚げるなどの調理がおすすめです。

カレー粉をまぶしてフリッターも食べやすいです。

この場合もなかの白いワタをよく取り除き下処理してから使います。

ゴーヤのチンジャオロース

ゴーヤのチンジャオロース

いつものチンジャオロースをゴーヤに変えてみました。

おかずにもビールのおつまみにもおすすめです。
お子さんでも好きなお肉と一緒なら食べられそうですね。

簡単なスムージーにもゴーヤ入りでどうぞ

苦味に負けない甘味があるバナナジュースにいれると飲みやすいでしょう。

牛乳、バナナ、ゴーヤに蜂蜜を入れミキサーにかけてジュースにします。
簡単でおすすめです。

ゴーヤの苦味に負けない甘味のあるバナナを多めに入れると飲みやすくなります。

苦味が苦手な方も試してみて下さいね。

残暑の疲れを癒しながら、
毎日のお食事で体調を整えて次の季節の秋を迎える体の準備が大事ですね。

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中島香代子

中島香代子

栄養士、薬膳コンシェルジュ、薬膳エバンジェリスト(薬膳コンシェルジュ協会認定)、豆腐マイスター、裏千家茶道師範、草月流華道師範 主婦の立場から家族の健康管理のために薬膳を学ぶ。 薬膳の考えの素晴らしさを広めたいと思いカルチャー講座にて薬膳講座を引き受けながら薬膳レシピの提案や栄養指導などの活動をしています。 生活の中にすぐに役立つ簡単薬膳をお伝えして行きたいと思います。

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