こんにちは、髙橋酵研株式会社の南谷です。
「酵素分解技術」を使って、ナチュラルで優しい食品をご提供する会社です。
さて、前回まで酵素分解技術についてのはなしでしたね。
ちょっと難しかったでしょうか。
この技術を発明した、酵素の仙人 髙橋慧先生についておはなししましょう。
髙橋慧は1924年2月生まれ。
高橋博士が微生物酵素の研究を始めたのは鳥取大学農学部。70年近くも前のことです。
酵素分解技術の誕生
56歳で愛媛県工業試験場の主任研究員として松山に赴任したときのことです。
ご存知の通り、農作物は形が悪いもの、もしくは過剰に生産されたものが、毎日大量に廃棄されています。
時の県知事より「あぜ道に廃棄されている野菜を何とか有効活用できないか」という問いが投げられました。
髙橋博士は自分の持っている酵素技術を食品加工に応用し、この問題に取り組み始めました。
さまざまな試行錯誤の結果、植物の細胞を壊さないで一つ一つ取り出す「植物の完全単細胞化技術」が生まれました。
髙橋酵研の設立
東亜大学を退官後、髙橋博士の酵素技術を産業界に活かすべく、髙橋慧食品研究所(現在の髙橋酵研)が設立され、ここでも様々な酵素技術が開発されました。
あるとき、キノコの酵素分解を依頼されました。キノコの細胞壁は非常に硬く、分解が困難です。そして一般の抽出では有効成分の豊富なキノコのわずか数%しか活用でず、ほとんど廃棄されてしまいます。
髙橋博士は地道な研究開発の結果、吸収されやすいコロイド状として80~90%取り出すことに成功しました。
そうして完成したのがA・T・E製法で、酵素マカにも使われている技術です。
酵素技術の探究は続く
2015年、70年にもわたる長年の酵素研究の成果が認められ、「東久邇宮国際文化褒章」を授与されました。
今年2月で92歳を迎えますが、自宅から研究所までは自転車で通勤し、若年の研究員の先頭に立って研究にあけくれております。


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