10月に入り、いよいよ空気が乾燥してまいります。
薬膳では秋は肺を潤すのが大事な季節とされます。
秋の食材の薬膳効果があるもの
秋の食養性によく使われる食材を順にご紹介していきます。
滋陰、潤肺作用のあるもの
長いも、蓮根、百合根、松の実、落花生、牛乳、豆乳、白木耳、杏仁、梨、氷砂糖など白い食材に多いです。
潤いを増やす漢方食材
玉竹、すっぽん、西洋人参など
津液を生み出すもの(津液を生み出す甘酸っぱいものなど)
梨、柿、あんず、梅、葡萄、レモン、牛乳、豆腐、白木耳、クワイ、葛粉、麦門冬など
辛味のある物
邪気を発散させ気血の流れをよくする
シナモン、紫蘇、生姜、葱、香菜など
秋の薬膳料理
梨は喉を潤す秋の果実です。今回は梨のコンポートのご紹介です。
作り方
梨を氷砂糖と水で柔らかいコンポートにします。
そして季節の花である香りよい金木犀で香り付けをします。
梨は乾燥からくる空咳に効果があります。
氷砂糖も乾燥の空咳に喉を潤してくれます。
金木犀はお砂糖漬けまたは砂糖煮にしておくと保存が効きますし、他のデザートに使ったり、紅茶にいれたりと香りを楽しめます。
無花果入りチーズクリームのシナモン風味の林檎のフィンガーフード
続いて、無花果入りチーズクリームのシナモン風味の林檎のフィンガーフードをご紹介していきます。
作り方
ドライフルーツノ無花果をクリームチーズに刻んで混ぜます。
薄切りにした林檎にシナモンをふりかけて、電子レンジでしんなりさせます。
チーズを丸めて林檎で巻きます。
胡桃やドライフルーツ入りのバケットの上にのせてシナモン、ミントで飾ります。
梨のコンポートは、他にも季節の葡萄を皮付きのままミキサーにかけてゼリーにして梨のコンポートに混ぜてもよいですね。
葡萄の皮付きのままいただきます。
また、葡萄を皮付きのままミキサーにかけて甘酒をいれます。
朝のスムージーも甘酒入りなら、発酵食品も一緒にとれて栄養的にもよくなります。
また甘酒はお腹を温めるので、気温が下がってきた時期の朝の生ジュースに入れてもよいですね。
野菜やリンゴなどのミックス生ジュースにも甘酒を入れてお試しください。
クリームチーズに干し葡萄などのドライフルーツを混ぜ、型にいれ冷やし固めてからカットしてクラッカーにのせると簡単なおやつやワインのおつまみフィンガーフードにもなります。
冷え性の方にはドライフルーツおすすめです。
シナモン味のアップルフィンガーフード
シナモン
クスノキ科系の若枝、樹皮、幹皮など
性味は、
辛、甘で温性です。
帰経は肺、心、脾、肝、腎。
お腹をあたため体を温める機能を回復する寒気をなくし冷え対策にもよいので、シナモンティーなどのお茶やデザートにと幅広くつかえます。
煮込み料理にもいれて、スパイスの味を楽しんでもよいですね。
次はシナモンを入れた
ホット煮込み
甘酒入りスムージー写真です。
黒豆入りのシナモンラタトゥイユ
秋から冬に向けのラタトゥイユです。
トマトは美肌効果
秋バージョンの
ラタトゥイユ
夏から初秋にかけての強い日差しのダメージを受けたお肌には、トマトの成分であるリコピンが美肌によいのですが、トマトは体を冷やす夏野菜です。
また、他に入れる定番野菜の茄子も秋茄子も秋茄子は特に美味しいとされますが、やはり体を冷やす野菜です。
そこで秋から冬にかけては、スパイスの力をプラスしてシナモンや唐辛子などの辛味スパイスを入れるとよいでしょう。
温性のシナモンはお腹をあたため、体を温めるの機能の回復を助けます。
また寒気からくる痛みを止めたり、血行をよくします。
血の滞りに効果があり、生理不順や生理痛を改善します。
シナモンは部位や厚さなどで効果や、名前が変わります。
若枝や樹皮は発汗作用があります。
幹の皮は体を温める作用が高まります。
ただ、妊娠中や、生理過多の人には不向きです。
唐辛子も発汗作用があります。
また、にんにくを最初に炒めて入れるのも、お腹をあたためる効果をプラスします。
ニンニクはお腹をあたためるだけでなく咳をしずめたり、痰を取る効果もあります。
また畑の抗生物質ともいわれ、殺菌、抗菌作用があり、腹痛にもよいとされるので畑の抗生物質とも呼ばれます。
生食は胃に刺激を与えるため、生のニンニクは胃腸が弱い方は多食は控えてください。
また、体を潤し血液を補うとされる黒豆を入れることにより、しっかり植物性のタンパク質もとれます。
和風の黒豆の煮付けだけでなく、洋風なメニューにも黒豆は使えますので、ぜひお試しくださいね。
お知らせ
http://naomi-place.shop- pro.jp/?pid=91002983
https://www.facebook.com/events/116511162356985/permalink/120303428644425/
【講師】中島香代子
薬膳コンシェルジュ協会
認定講師
日本フィンガーフード協会
認定講師
栄養士
【講座概要】
身体の内側から働きかけて健康を維持するために、まずは簡単な薬膳からご紹介してい
きます。
中医学をベースとした東洋の栄養学でもある薬膳をご家庭でもすぐに取り入れやすいよう
に薬膳茶や見た目もお洒落な薬膳フィンガーフードにしてご紹介しています。
食材の持つ個々のパワー(効能効果)を上手く組み合わせて日々の食生活に薬膳を手軽に
取り入れていただけるようにご案内しています。
【テーマ】薬膳シェリー
【テーマ】冬の薬膳講座
薬膳を取り入れて冷えや冬の乾燥対策について
薬膳を日常に手軽に取り入れやすいように薬膳茶と薬膳フィンガーフードでご紹介してい
きます
開催日時:11月30日(木曜日)
am10時半より
参加費:7500円 お茶代、教材費が含まれます。
定員:8名
1月開催
【テーマ】シェリー酒&薬膳
薬膳とは中医学をベースにした東洋の栄養学でもあります
おもてなしに見た目もお洒落なフィンガーフードに薬膳のテイストを取り入れてご紹介い
たします
イメージ写真 9月の様子です。食薬を使った薬膳フィンガーフードをご紹介いたします。
こちらはワイン講座と薬膳講座のコラボ講座になります
シェリー酒飲み比べと薬膳をフィンガーフード仕立てにしてご紹介します
お申し込みはチーズ&ワイン講座よりお申込みください
開催日時:1月12日(木曜日)
an10時半より
参加費:8000円 お茶代、教材費が含まれます
定員:名9名
講座開催日を含め1週間前以降のキャンセルはお控え願います。
講座開催日を含め3日前以降のキャンセルは3,000円頂戴いたします。
3日前からのキャンセル料として3000円を頂戴いたします。所定の講座にお振込みをして
いただきます。
その際のお振込み手数料はお客様がご負担ください。
お申し込みが3名様以下の場合、講座がキャンセルになることもございます。ご了承くだ
さい。
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