誰でも簡単!薬膳料理レシピは夏野菜の南瓜(カボチャ)特集

南瓜でポカポカ薬膳

夏野菜といえばトマトやきゅうりが代表されますが、
実は薬膳の考えでは、体を冷やす野菜と考えられています。

誰でも簡単!薬膳料理レシピ第2弾では、
同じく夏野菜の代表であるカボチャを使って、
体の内側からぽかぽかできるレシピをご紹介したいと思います。

作り方もとっても簡単なので、
ぜひ今日の献立に取り入れてみてくださいね。

薬膳料理レシピ その1 南瓜(カボチャ)のポタージュ

カボチャの甘みをいかした薬膳料理レシピといえば、
簡単にできるカボチャのポタージュがオススメです。

このカボチャのポタージュを薬膳風にアレンジすると、
完成したポタージュの上にシナモンをひと振りするだけで完成です。

意外な組み合わせに見えますが、
シナモンにはカボチャと同じ
体を温める効果があります。

また体全体の血行が良くなるので、
女性には嬉しい生理不順生理痛
改善にも役立ってくれます。

この薬膳風カボチャのポタージュの良い所は、
同じ効能のある食材を一緒にとることで、
薬膳効果を高くしていることにあります。

それでは材料とレシピのご紹介になります。

薬膳風 カボチャのポタージュのレシピ

<材料>
南瓜(カボチャ)
玉ねぎ
バター
コンソメ
牛乳

シナモン

薬膳風カボチャのポタージュ

1.カボチャを種、わたを除き一口大にカットする。
玉ねぎは薄切りにしておき、鍋にバターをひいて、
はじめに玉ねぎを炒めます。

2.玉ねぎがしんなりしてきたら、
水とコンソメの素を加え、一口大にカットした
カボチャも一緒にいれて煮込んでいきます。
煮立ってきたら、火は弱めにしておきます。

3.カボチャが柔らかくなったタイミングで、
ブレンダーやミキサーを使って、
汁ごときめ細かくしていきます。
ある程度ミキサーをかけたら、
鍋に戻し、牛乳をいれて煮立たせます。

4.カップに移し、
最後の仕上げにシナモンを振りかければ
薬膳風カボチャのポタージュの完成です。

薬膳料理レシピ その2 南瓜(カボチャ)のカナッペ

続いてのカボチャの簡単薬膳料理レシピのご紹介は、
南瓜(カボチャ)のカナッペです。

見た目がお洒落なので、
パーティーなどにも喜んでいただけます。

さらに
最大の特徴は、トッピングにカボチャの種を利用しています。

通常は捨ててしまうカボチャの種ですが、
実は薬膳ではカボチャの種は、
南瓜子(なんかし)と言います。

効果はぎょう虫などの
殺虫解毒作用があります。

さらに第1回目の薬膳茶でご紹介した
枸杞(クコ)の実レーズン胡桃などの木の実
トッピングしました。

それでは、材料とレシピの紹介になります。

カボチャのカナッペのレシピ

<材料>
南瓜(カボチャ)
南瓜(カボチャ)の種
クラッカー
カッテージチーズ
マヨネーズ
枸杞の実
レーズン
胡桃

カボチャのカナッペ
1.カボチャを小さく切り、
レンジでチンして、柔らかくします。

2.柔らかくなったカボチャを軽く潰します。

3.クラッカーの上にカボチャとカッテージチーズをのせ、
枸杞の実、レーズン、胡桃、カボチャの種をトッピングして完成。

薬膳料理のススメ

夏はついつい暑いからと言って
体を冷やすような食べ物、飲み物を摂取しがちになります。

今回ご紹介した南瓜(カボチャ)は、
薬膳の世界では、熱温性食品(温性食品)の中に位置します。

反対に涼感性食品(涼性食品)もあり、
夏場に食べやすい水分を多く含む食品の多くは
これにあたります。
バランス良く食べれば、体を健康に保つことが
できるのですが片方に寄り過ぎてれば、
体調を悪くしてしまう原因にもなります。

今回ご紹介したカボチャを使った薬膳料理レシピを
普段の食事レシピに取り入れていただき、
これから始まる暑い夏を乗り切っていきましょう!

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中島香代子

中島香代子

栄養士、薬膳コンシェルジュ、薬膳エバンジェリスト(薬膳コンシェルジュ協会認定)、豆腐マイスター、裏千家茶道師範、草月流華道師範 主婦の立場から家族の健康管理のために薬膳を学ぶ。 薬膳の考えの素晴らしさを広めたいと思いカルチャー講座にて薬膳講座を引き受けながら薬膳レシピの提案や栄養指導などの活動をしています。 生活の中にすぐに役立つ簡単薬膳をお伝えして行きたいと思います。

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