春の薬膳におすすめの菜の花を使った料理

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【簡単、お洒落薬膳 第9回】

ようやく春らしい日々が来ましたね。
今回は春の食材を使った薬膳料理を紹介していきます。

炎症を抑え、おできや吹き出物にも効果のある菜の花です。

花としてもキレイですが、
薬膳でもオススメの一品になります。

 菜の花の効能とは!?

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菜の花肝の機能を高める食材です。

春は五臓の肝が活発になり、また陽気が良くなるので、血圧が上昇したり
まためまい目の充血をおこしやすくなります。

その他にも自立神経のバランスが崩れやすくなり情緒も不安定になりがち
そんな時は、肝の機能を高める食材がおすすめです。

菜の花には解毒消腫の効果があるとされていて、体内の毒素を分解します。

ですから炎症を抑え、おできや吹き出物にも効果があるとされ、
乱れがちなお肌のトラブルを解消するには
もってこいの春の野菜です。

また、温性の食材にて血行を良くして、気、血の流れを改善します。
まさに春の薬膳料理にオススメの素材になります。

彩り鮮やかな菜の花の薬膳料理

菜の花は茹でておひたしや、酢味噌和えなどの和食の他にも
あさりと菜の花のパスタなどイタリアンや、中華炒めにといろいろな料理に使えます。

たっぷり春の味をお楽しみくださいね。

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今回はご紹介するのは、
あさりと菜の花で豆乳仕立てのリゾットにしました。
あさりの出汁でおいしくいただけます。

調理の際のワンポイントアドバイスですが、
また菜の花を鮮やかに仕上げるには、
塩とオリーブオイルを少し入れた熱湯でさっと茹でると鮮やかなグリーンに仕上がります。
見た目も美しく仕上がります。

菜の花とともに材料に選んだあさりですが、
あさりは体の熱を鎮めて、血を補います。
春のトラブルにありがちなイライラするなどの不安定な心
落ち着かせたりする効果もあり、どちらも春のおすすめ薬膳食材の組み合わせです。

肝機能が活発になる春は、
心の不調や肌のトラブルが多い季節です。

季節に合う食材を生活にうまく取り入れることで、
美味しくそして体、精神的にも穏やかな日々を過ごすことが
出来ますので、ぜひ本日の献立にお役立てください。

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中島香代子

中島香代子

栄養士、薬膳コンシェルジュ、薬膳エバンジェリスト(薬膳コンシェルジュ協会認定)、豆腐マイスター、裏千家茶道師範、草月流華道師範 主婦の立場から家族の健康管理のために薬膳を学ぶ。 薬膳の考えの素晴らしさを広めたいと思いカルチャー講座にて薬膳講座を引き受けながら薬膳レシピの提案や栄養指導などの活動をしています。 生活の中にすぐに役立つ簡単薬膳をお伝えして行きたいと思います。

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