こんにちは、髙橋酵研株式会社の南谷です。
「酵素分解技術」を使って、ナチュラルで優しい食品をご提供する会社です。
さて、前回ご紹介したA・T・E製法は植物を硬い繊維質ごと低分子化する技術でしたね。
動物性の食品は、植物性の食品よりも消化が良いものが多いのですが、中には消化がよくないものがあります。その代表的なものが、コラーゲンなどの硬質タンパク質、ヒアルロン酸などのムコ多糖類です。
M・E・E製法はこれらの比較的消化の良くない動物性の食品を効率的に摂取するための技術です。
一般的な分解の方法
コラーゲン、ヒアルロン酸など、比較的消化の良くない食品を分解する代表的な方法は、高温高圧をかける、もしくは酸性溶液、アルカリ溶液などに浸すことです。
ところが、このような方法で加工した場合、分解がコントロールできず変色したり、分解しすぎて変質したり、素材を傷めることが多いのです。
素材とカラダにやさしい、M・E・E製法
M・E・E製法は素材が本来持っている良さを十分引き出すために常温で酵素だけで分解をしています。だから素材を傷めることがありません。
たとえば、サメの軟骨はコンドロイチンとⅡ型コラーゲンをたっぷり含んでいますが、そのままではなかなかカラダに入ってきません。また、コンドロイチンやコラーゲンを個別に抽出するのではなくまるごと酵素分解することで、素材の良さを余すことなく引き出すことができるようになります。
コラーゲンとヒアルロン酸がたっぷり含まれた鶏のトサカをそのまま酵素分解してつくったサプリメントは、お肌を内側からプルプルにできる、弊社の一番人気の原料です。
素材を壊さず、まるごと活かす。それがM・E・E製法です。
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