更年期対策は何をすればいいの?

nayami

「更年期と聞くと、何となく憂鬱な気分になる人もいるかもしれませんね。

でも、前回のコラムでもお話ししたように、
「更年期」とは、「更なる年の時期」=次のライフステージへの過渡期

それは次の人生ステージが元気で素晴らしいものになるように、
身体の調整をしておく大切な時期です。

この時期の様々な更年期対策、アンチエイジングの生活習慣が
あなたのこれからの人生を変えていきます。

更年期対策って何をすればいいの??

世の中には様々な更年期対策アンチエイジングが言われていますが、

私は、大きなポイントとしては、以下の3つがあると思います。

1.体内栄養のバランスを整える!

2.適切な睡眠をよくとる!

3.筋肉の緊張をゆるめ、身体のバランスを整える!

今回は、1.体内栄養のバランスを整える! についてお話ししましょう。

体内栄養のバランスを整える!

人の体は、約60兆個の細胞からなっていて、
それらはすべて私達が食べた物からできています。

毎日の食事で食べた物が胃や腸で細かく分解されて、体の中に取り込まれて、
体の中で様々な形で利用されて、細胞も作られています。

食べた物は体を作る材料になっているので、
この材料に偏り、過不足があると体の機能が適切に働かなくなります。

肉、魚、野菜、果物、卵、乳製品、豆類などを
それぞれを万遍なく摂ることが理想です。

若い頃は、少々偏りがあっても何とか乗り越えられてきましたが、
体の機能の衰えが出てくる更年期からは、
栄養のバランスの崩れが大きく影響してきますね。

更年期になると、
若い頃より身体活動量が減って代謝も落ちるので、
体型を気にしてお肉や油を控えてしまう方も多くいますが、
実はこのような人は要注意です!

細胞を作っている原材料の多くは、
タンパク質脂質ですからこれらを控えすぎると、
新しく細胞作るスピードが落ちて老化が早くなります。

2回目画像2

とくに赤身のお肉には、鉄分も多く含まれているのですが、
赤身のお肉をあまり食べないと貧血になりやすく、頭痛、首肩こり、慢性的な疲労感、めまい、ふらつき、動悸、冷え症などが起こりやすくなります。

また、幸福感や精神の安定感にかかわる幸福ホルモン「セロトニン」の原材料である
トリプトファンというアミノ酸(タンパク質の基)は、魚よりもお肉に多く含まれていますから、お肉をあまり食べないとイライラしやすかったり、うつっぽくなりやすかったりします。

よく「お肉を食べられて幸せ!」って言う人もいますが、
あながちウソではないのですよ。

そして、脂質は性ホルモンの重要な原材料ですから、
油をあまり控えるとよりホルモンのバランスを崩しやすくなってしまいます。
お肉と油がなければ、お肌のツヤはなくなり、カサカサとなりますよね。

だからといってお肉や油のとり過ぎは、
血液がドロドロになってしまうので、当然気をつけなければなりませんけど・・・。

栄養素

大切なのは、
肉、魚、野菜、果物、卵、乳製品、豆類をそれぞれを万遍なく摂って、
体内栄養のバランスを整えることなのです。

不足しがちな栄養素については、
良質のサプリメントを選んで活用するのもいいでしょう。

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川井太郎
「病院でよくならなかった人の為の整体院」として、頭痛や首肩こり、腰痛、慢性疲労等の筋骨格系症状をはじめ、冷え症、むくみ、更年期症状等の婦人科系症状、アトピー、喘息等体質的症状など、様々な患者さんの症状を改善へ導いている。 「身体のゆがみ」&「アンチエイジング」の専門家 著書『腰痛が治るのはどっち?』(学研パブリッシング)、『腰痛・股関節痛・足のしびれが消える「骨盤ゆらし」』、(マキノ出版)『スマホうつ』(秀和システム)など あん摩マッサージ指圧師 保健医療学修士(国際医療福祉大学大学院 理学療法修士課程修了) 米国アンチエイジング医学会(A4M)認定 ヘルスケアプラクティショナー 日本抗加齢医学会認定 指導士   専門家プロファイル http://profile.ne.jp/pf/kawaikinkeitai/

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