2月3日は節分です。
いよいよ暦の上では季節の変わり目を迎えます。
昔から季節の変わり目には邪気が生じると言われていて、その邪気を祓うために豆まきをしたり、邪気祓いの柊鰯を戸口に飾ったりと数々の行事や風習が行われてきました。
今回ご紹介するのは、薬膳風の一風変わった恵方巻きになります。
見た目も華やかで、今の季節に体が必要とする栄養もたっぷり含まれているので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
2017年度の恵方と歴史
かつては大阪を中心に行われてきた恵方巻き。
ですが、その年の恵方に向かって無言で食べるという関西の習慣がここ数年前から関東でも大ブームになっています。
今年の恵方は北北西です。
健康を祈る縁起物ですので吉方を向いて無言で恵方巻を丸かじりして福を取り込みましょう。
薬膳恵方巻きレシピのご紹介
そこで今回は、薬膳恵方巻きの紹介です。
ご飯に黒米を混ぜて炊いた黒米入りのごはんで恵方巻をつくります。
黒米は冬の薬膳にもおすすめの食材です。
また、白米と黒米入りのご飯を半々づづ海苔の上にのせて巻き寿司にすると、見た目も白と黒の綺麗な陰陽巻になりますね。
ご飯にはごま油を混ぜておくと風味もよく、また冷めてもご飯がおいしくいただけます。
また仕上げには海苔巻きの海苔のうえから、ごま油をはけで薄くぬりますと韓国風な薬膳海苔巻きに仕上がります。
黒米の効果・効能
冬は寒さに弱い腎をいたわるのが大事とされますが、黒米はその腎の働きをよくする食材の一つでもあります。
慢性の疲労感やエイジングケアに良いとされます。
腎の働きを良くする効果があるので、加齢が気になる人の予防によいでしょう
また血行を良くして冷えからくる足腰の痛みをとります。
また脾(消化器系)の働きを良くするので、栄養が体内にいきわたり元気がでます。
同じ黒の食材であり冬薬膳のおすすめ食材である黒胡麻と一緒にとるのもおすすめです。
黒胡麻と黒米のごはんは髪や肌の艶を良くする組み合わせです。また老化予防にもよいですね。
まとめ
漢方では、黒い食材は腎の働きをよくするという考え方があります。
黒キクラゲ、牡蠣、黒豆、黒胡麻、黒米、ひじき、昆布、海苔など冬の時期にしっかり黒食材を食生活にとりいれてみましょう。
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