いきなりですが、みなさんに質問です!
繊細な人と大雑把な人、腰痛になりやすいのは、どっちだと思いますか?
繊細な人、大雑把な人、人の性格と腰痛は、一見何の関係もないように思えますよね。
でも実際、両者は切っても切れない関係なのです。
なぜなら精神的ストレスも腰痛を引き起こす要因と考えられているからです!!
精神的ストレスは身体を固くする!
そもそもストレスとは、自分の存在・生存を脅かすような事態をいいます。
ストレスを感じると、人間をはじめ動物はその脅威に対して本能的に立ち向かう、または逃げる、という行動をとる必要から、体の状態を調整する自律神経の「交感神経」が働いて、心拍数、血圧、血糖値などが上昇し、筋肉も緊張状態なります。
ストレスを感じることが多ければ、筋肉が緊張して固くなり、体が動きにくくなりということ。そのため、体のゆがみが大きくなったり、動作が不自然になったりして、腰に負担がかかりやすく、筋肉や神経を痛めてしまうのです!
では、繊細な人、大雑把な人、どちらが精神的ストレスを受けやすいかというと??
そう、繊細な人ですよね!
繊細な人は真面目で、仕事や日常でのさまざまなことを気にして、考えすぎてしまう傾向があります。それが精神的ストレスとなり、腰痛を引き起こしやすい状態になってしまうのです。
一方、大雑把な人は、たいていのことは気にせず、多少気になったとしても気持ちの切り替えが早いので、精神的ストレスを感じにくいといえます。そのため必要以上に筋肉が緊張して固いままになることも少なく、腰への負担も少ないといえるでしょう。
繊細な人の腰痛は治りにくい!?
繊細な人は、自分の体の状態、不調についても細かく気にして、敏感に感じる傾向があります。
そして気にすれば気にするほど、それだけ痛みや不調を感じる感覚神経も過敏になって、余計に痛みを感じやすくなるのです。
今度はそれが精神的ストレスとなって、筋肉が緊張しやすくなります。
さらには痛みが出ることに対する恐怖感、不安感から動作が不自然になったり、より筋肉が緊張したまま、もはやゆるみにくい状態になってしまう……。
そんな負の連鎖に陥ってしまっている繊細な患者さんが当院にもよく訪れます。
こうなってしまうと、体の問題よりも恐怖感や不安感などの心理状態から変える必要があります。当然、時間もかかるので、腰痛が治りにくいのも、繊細な人といえるでしょう。
これに対して、大雑把な人は、痛みに対しても過剰には反応しません。
痛みに正しく対応し、適切な処置ができるといえます。
余計な腰痛にならない、そして、腰痛を早く治すためには、「細かいことは気にしない」という精神も重要なポイントなのですね。
お知らせ
東京、横浜、船橋でコリや痛みしびれ専門の施術を行っておりますので、
お近くにお住まいの方やお立ち寄りの際には、ぜひお越しください。
最新記事 by 川井太郎 (全て見る)
- 精神的ストレスが腰痛を引き起こす原因となる!? - 2016年11月17日
- 便秘やむくみの原因は、腸内環境だけではない!? - 2016年10月11日
- 「骨盤のゆがみ」を整えて、妊娠力&安産力をUP! - 2016年9月5日