菊の花が咲き始めるころに旧歴で重陽の節句を迎えます。
重陽の節句には菊花で長寿を祈願しました。
秋は実りの時期でもあり、おいしい実りがたくさんあります。
今回はそんな秋の食材でもある栗のお話をしていきたいと思います。
栗の薬膳における効果・効能とは?
旧暦にあたる十三夜は十五夜の後にくる名月とされています。
片方のお月見は縁起が悪いとされますので、9月の十五夜に引き続き
ぜひ今月の10月13日の十三夜の月もごらんくださいね。
十三夜は秋の収穫のお祝いでもあるので、
この時期に収穫された物をお供えする習慣があります。
縄文時代から日本人が食していたという栗ですが、
実は栄養価もたかい秋の味覚の代表でもあります。
栗を剥くのは手間がかかりますが、最近は栗ごはん用にとすでに剥き栗にされた物も
販売されていますので手軽に調理ができます。
栗は薬膳では性味は甘で温性の食材です。
帰経は脾、胃、腎とされます。
血行を良くしてくれて、冷えからくる下痢にもおすすめです。
またこの機能を良くして、丈夫にするとされます。
また腎の機能を高めるので、元気が付き足腰を丈夫にするのにもよいです。
秋の乾燥の季節ですので咳や淡を止める効果もあるので、うれしい季節の食材ですね。
足腰のだるさにもよいばかりでなく、
子どもの運動能力の発達にもおすすめです。
栗を使った料理のご紹介
秋の元気食材である栗を栗の炊き込みごはんや栗ご飯などでぜひ味わってみてください。
栗の炊き込みごはん
いつもの炊き込みごはんに栗をいれます。
きのこなど秋の食材とご一緒にぜひどうぞ!
栗おこわ
もち米も力をつける食材とされ栗との組み合わせはオススメです。
もち米は体に熱がこもるので、寒くなってくる頃に。
お正月の餅も寒い時期をのりきるのに 薬膳的に利にかなっています。
鶏肉と栗の煮物
また豚肉や鶏肉と一緒に煮るのも美味しい一品です。
甘く美味しくいただけます。
どちらも栗を入れることで、体を温め元気をつける秋のメニューになります。
秋のうちに夏からの疲れを回復して、次の季節に備えて養生していきましょう。
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